悩み多き、若きフライマン!

 

 8/28丹沢ホームにて、東京都からお越しのKさまへキャスティングレッスンを行いしました。
Kさまの要望は「フルラインを出したい&ロングリーダー・ロングティペットのキャスティングを身に付けたい」でした。Kさまはフライを始めて2年程で、渓流がメインに楽しまれているそうです。


 先ずは、いつものお決まりである、ピックアップレイダウンを開始、バックキャストの重要性を理解して頂き、フォールスキャスト、そしてラインハドを使いダブルホールの実践。この時、重要なのはロッドティップは直線的に、ローディングはスムーズにそしてストップはキチッと止める。ビデオを使い、この繰り返しチェックで自己の画を見てグングンフルラインが伸びて行き、本人もご満悦。

 

 Kさまへのアドバイスは、渓流をやられている方の多くが、フォール時にライハンド側の肘が「くの字」に曲がったまま行う傾向にあります(私もこの癖がありました)。この状態ですとライハンドの腕全体が伸びきっていないため、ラインを引く距離がわずかに足りないため、ラインスピードが出ないことと、肝心なロッドへの負荷が十分伝わらずシュート時にラインが失速します。以上の内容をKさまへビデオと簡単な説明後、ご自身が納得するまで繰り返した結果、満足いくまでになりました。

 

 そして後半は前半と違い直線運動からワイドループ作るため扇状に円運動。円運動にする理由はロングリーダー・ロングティペットをキャストした場合、直線運動ではバック及びフォワードキャスト時にロングリーダー・ティペットがロッドに当ることや、テーリングの原因にもなります。Kさまは直線から円運動について納得され迷わず舟形ループが出来て、最後のリーダー・ティペットが気持ち良くターンしておりました。Kさまは明日から早速渓流で試みて楽しむとのことでした。(笑)

 やっぱり若き者は私と違って、頭・体で覚えるのがとっても早い❗・・・・羨ましい限りです。

 

☆スクール代金につきましては、ユニセフ親善大使 黒柳徹子さんの口座へ9/5に振り込みました。

  ご協力ありがとうございました。